OneTabのデータのバックアップ

Chrome系のブラウザの拡張機能「OneTab」、使ってますか？
開いているタブを一旦閉じてOneTabが作る固定タブの1リンクとして仮保存しておけるものです。メモリも節約できるし、一時的なブックマークとしても使えます。
わたしはもう何年も愛用させていただいてます。これなしではもうネットサーフィン（死語）できないですわ。

しかし問題がないわけじゃなくて、バックアップが大変。失っても構わないものばかりという訳ではないので、万が一に備えてバックアップをとっておきたいのですがこれがちょっと手間なんです。例えばCotEditorでテキストファイルとして保存する場合だと下記の手順が必要です。

OneTabの固定タブを開く
「URLの読み込み/書き出し」リンクをクリック
開いたタブの「URLの書き出し」テキストエリア内をクリック
すべてを選択（Cmd + A）
選択されたテキストをコピー（Cmd + C）
アプリをCotEditorに切り替えて新規ドキュメントを開く
ペースト（Cmd + V）
保存（Cmd + S）
ファイル保存ダイアログで場所を決めファイル名を入力し保存ボタン押下

毎回ファイル名入力が必要だとか手間なので開発元への要望は何年か前に出してみましたが、改善される気配はありません。お忙しいでしょうしそれは仕方ないです。
ということで少しでも簡単にバックアップが保存できるように、自分でできる範囲で試してみました。

OneTabの固定タブを開く
「URLの読み込み/書き出し」リンクをクリック（ここまで通常の手順と同じ）
デベロッパーツールを開く（Cmd + Opt + I、またはF12）
「Console」を開く
プロンプト（>）の右をクリック
「javascript:(function(){var dt=new Date,ys=dt.getFullYear(),ms=("00"+(dt.getMonth()+1)).slice(-2),ds=("00"+dt.getDate()).slice(-2),fname="oneTab_"+ys+ms+ds+".txt",te=document.getElementsByTagName("textarea");const blob=new Blob([te[1].value],{type:"text/plain"}),url=URL.createObjectURL(blob);var a=document.createElement("a");document.body.appendChild(a);a.download=fname;a.href=url;a.click();a.remove();URL.revokeObjectURL(url);})();」を貼り付ける
エンターキーを押下
保存場所を決めてOKボタンを押下

手数はひとつ減っただけなんですけど、保存時のファイル名が最初から入力済みなのでそこは楽です。ペーストするJavaScriptはスニペットツール（RaycastとかAlfredとかaTextとか）に登録しておけばキーボードショートカット一発でいけますしね。また、デベロッパーツールでのConsoleの選択は、次回以降も記憶されていますので切り替えるまでは再選択の必要はありません。

貼り付けるJavaScript、再掲しておきます。

javascript:(function(){var dt=new Date,ys=dt.getFullYear(),ms=("00"+(dt.getMonth()+1)).slice(-2),ds=("00"+dt.getDate()).slice(-2),fname="oneTab_"+ys+ms+ds+".txt",te=document.getElementsByTagName("textarea");const blob=new Blob([te[1].value],{type:"text/plain"}),url=URL.createObjectURL(blob);var a=document.createElement("a");document.body.appendChild(a);a.download=fname;a.href=url;a.click();a.remove();URL.revokeObjectURL(url);})();